Yoga is the lifestyle.

ヨガは、体と心にうれしい効果がたくさんあり、赤ちゃんから高齢者まで、誰もが自分のペースでできるエクササイズです。
最近では、「SUPヨガ」や「エアリアルヨガ」など、古典的なヨガだけでなく、他のスポーツと組み合わせた新感覚のヨガも誕生してきています。

そして、人生の中での様々な状況、たとえばケガや病気の時や、妊娠や子育て中でもヨガをすることができるようになり、もはやヨガはライフスタイルの1つになっていると言えます。

ヨガの種類や、ヨガが必要とされる状況が多くなるにつれ、それを教えるインストラクターの需要とインストラクターになるための資格(ライセンス)講座が増えています。

この記事では、ヨガの資格にはどのようなものがあるのか、そして、資格を取るメリットについてまとめました。

■いろいろなヨガのライセンス

ヨガの資格は、民間資格であるため、認定元の団体によってそれぞれ資格の取得方法が異なります。
選ぶ際は、認定元の団体の規模やスクールの通いやすさ(場所、日程等)を考慮して決めると良いでしょう。

マタニティヨガ

妊娠期の女性の身体の変化や、母親になるため前の心の変化に対応できるヨガについて学びます。
妊娠した女性に対するヨガの指導法を学びたい人はもちろん、自分自身の妊娠に備えて学びたい人も、受講できます。

【一般社団法人 日本マタニティフィットネス協会】

マタニティヨガ認定インストラクター養成講習

期間:講義2日間 12.5時間、実技講習3日間 20時間
費用:17万円

出典:一般社団法人 日本マタニティフィットネス協会

 

⇒「妊娠中にヨガをやるメリットと、注意点」の記事も参考にしてください。

シニアヨガ

高齢化社会に伴って、今、ニーズが高まっているシニアヨガ。
シニア世代のヨガは、身体の症状や悩み、運動効果を留意して行なう必要があり、リハビリや予防医療としても期待されています。

【First Ship】

IAHC国際ヘルスケア協会認定シニアヨガインストラクター1級

期間:全50時間
費用:280,000円

出典:First Ship

 

⇒「シニアヨガで高齢者の自立を促し、介護要らずを目指す。」の記事も参考にしてください。

ベビーヨガ

ベビーヨガは、パパやママと赤ちゃんが触れ合いながら行うヨガです。具体的には、赤ちゃんをマッサージしたり、歌ったりしながら、親子のコミュニケーションをとることで絆を深めます。

【一般社団法人 日本ベビーヨガインストラクター協会】

ベビーヨガインストラクター養成講座

期間:2日間 全16時間
費用:158,000円

出典:一般社団法人 日本ベビーヨガインストラクター協会

 

⇒「ベビーヨガで親子の絆を深め、赤ちゃんの発達を促す。」の記事も参考にしてください。

SUPヨガ

水の上に浮かべたパドルボードに乗って行なう、新しいヨガのスタイルです。
資格講座の受講は、ヨガ指導歴経験や、各団体のヨガ指導者ライセンス取得が条件であることが多いようです。

【YMCメディカルトレーナーズスクール】

プールSUPヨガインストラクター養成講座

期間:7日間
費用:220,000円

出典:YMCメディカルトレーナーズスクール

 

⇒「人気のマリンアクティビティ「SUPヨガ」に注目!」の記事も参考にしてください。

エアリアルヨガ / アンティグラビティヨガ

別名「空中ヨガ」や「エアヨガ」とも呼ばれる、ハンモックに吊るされて行なうヨガです。
初心者でも受講が可能で、安全かつ効果的にレッスンを行なうための方法を基礎から学ぶことができます。

【一般社団法人 日本エアリアルヨガ協会】

エアリアルヨガインストラクター養成講座BASIC 2級

期間:20時間

出典:一般社団法人 日本エアリアルヨガ協会

 

⇒「エアリアルヨガは、意外と簡単で効果抜群」の記事も参考にしてください。

 

■ヨガの資格をとるメリット

ヨガについて詳しくなる

ヨガのアーサナ(ポーズ)から、レッスンの組み立て方、そしてヨガ哲学まで、ヨガについての見聞が広がります。
また、ヨガの知識だけでなく、インストラクターとしてのあるべき姿や、教える立場としての心構えなども勉強することで、ヨガをするときに、自分や周りを客観的に見ることができるようになります。

体のしくみについて詳しくなる

ヨガを教えるにあたって、基本的な身体のしくみを理解していることは大切です。
ヨガの資格講座では、筋肉や神経、内分泌などについて学ぶので、健康に関しての知識が得られ、自分の体に意識をむけるようになります。
そして、体をどう動かしているか分かるようになるので、ヨガのアーサナも深まります。

視野が広くなる

マタニティヨガやシニアヨガなど、特定の人を対象としたヨガでは、特別な心配りやケアが必要で、相手の身体の変化を考慮しなければいけません。
自分とは違う状況にいる相手にヨガを教えるという事は、相手の立場に立って考える思いやりや、相手を受け入れる心が求められます。
そして、それができるようになるという事は、自分の器が大きくなり、視野が広がることでもあります。

ヨガがもっと好きになる

たとえインストラクターになるつもりがなくても、資格講座を受講し、ヨガについて学ぶことで、ヨガがもっと好きになるはずです。
実際、資格を取ってもインストラクターにならず、悪く言えば資格がタンスの肥やしになっている人も大勢います。
それでも、ヨガや身体について、そして人間についての知識が得られるのは、楽しいことです。
「ヨガが好きだから」という理由だけで講座を受講しても良いのではないでしょうか。