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この記事では、つらい生理痛をやわらげるヨガポーズを紹介し、生理痛を悪化させないために、ヨガの時、気をつけるべきことをまとめました。

■生理痛をやわらげるヨガポーズ

亀のポーズ バリエーション(クルマ―サナ バリエーション)

背中からお尻まで気持ちよく伸び、腰や背中の痛み緩和に効果のあるポーズです。頭を下げて目を閉じると脳神経が鎮まり、リラックス効果も高まります。


画像出典:http://es.thesecretsofyoga.com

  1. 膝を立てて座り、足裏を合わせて膝を開く。
  2. ふくらはぎの下から腕を通し、両手を足の甲に添えるか、足先を両手で包み込む。
  3. 首の力を抜き、頭を脚の間に落とす。
ガス抜きのポーズ (アパナーサナ)

腰とお腹の筋肉をほぐすこのポーズは、生理痛の痛み緩和にとても効果があります。腹部の血流を良くして内臓の働きを助けるので、お腹の痛みも和らげます。


画像出典:http://www.yogajournal.com

  1. 膝を立てて仰向けに寝る。
  2. 息を吸いながら両膝を引き寄せる。
  3. 息を吐きながら、両手で両ひざを抱えて胸に近づける。
ハッピーベイビーのポーズ(アーナンダバラーサナ)

股関節のストレッチ効果があり、腰や背中の痛みにも効くポーズです。脳も休まるので、生理痛による疲れが解消されます。

画像出典:http://www.yogajournal.com

  1. 仰向けに寝て、膝を曲げ、両手で両足裏を持つ。
  2. 膝を脇の下に落とすように、腕の力で足を押し下げる。
  3. 足首と膝の角度は、90度に曲げるようにする。
チャイルドポーズ(バラーサナ)

ヨガレッスンでは、休息の目的で行なうポーズです。生理時の背中や腰の痛みを緩和するので、リラックス効果が得られます。
背中にまで酸素が入るように深く呼吸しましょう。


画像出典:http://www.yogamagazine.com

  1. 四つ這いの姿勢から、お尻をかかとに下ろす。
  2. 膝を開き、お腹を脚の間に落とすようにする。
  3. 両手は前に伸ばすか、身体に沿って後ろに伸ばしても良い。
屍のポーズ (シャバアーサナ)

ヨガレッスンで最後に行なうこのポーズは、全身を床に預けてリラックスすることが目的です。
深い呼吸をすることでセラピー効果を高め、生理痛で疲れた心身をいたわりましょう。

画像出典:http://www.yogajournal.com

  1. 足はマット幅に開き、わきの下にスペースができるように腕を伸ばして仰向けに寝る。
  2. 膝の下にクッションや枕などを置いたり、背中に座布団を敷いたりして、心地よさを楽しむ。
  3. 全身の力を抜き、顔の力みもほどく。

■生理中のヨガで気をつけるべきこと

生理中でもヨガをすることはできます。

ですが、生理中の激しい運動は体にとって負担になるので、ヨガをする際にも気をつけるべきことがあります。
特に、生理痛がある人は症状を悪化させないために、以下の注意点を知っておいてください。

逆転のポーズは控える


逆転のポーズを行なうと、子宮が頭の方向へ引っ張られることになり、骨盤内がうっ血して生理の出血を増やすと言われています。

また、月経には、「アパーナ」という生命エネルギーが関わっているとヨガでは考えられています。
アパーナは、おへそから足に向かって流れるエネルギーで、経血の排出を促す役割をしています。
逆転のポーズを行なうと、お腹から下方に向かうアパーナの流れが逆になってしまい、経血の排出がスムーズに行われなくなります。

腹部に強い刺激となるポーズは控える


強い後屈ポーズ、アームバランス、腹筋を強く使うポーズは、子宮や骨盤周辺に刺激を与え、生理痛を悪化させる原因となります。

生理中は、身体の力が出しにくく、体力的にも弱くなっている状態です。
なので、経血量が多い時期は特に、ヴィンヤサヨガ(一呼吸一動作で流れるように動くヨガ)やパワーヨガはやらず、身体を養生することを目的にしたリラックス系のヨガをした方が良いでしょう。

バンダを控える


バンダとは、身体のエネルギーが出ていく箇所の筋肉を締めて、体内のエネルギーを外に漏らさないようにするヨガのテクニックです。

体内のエネルギーを高めるので、体力が必要なポーズをとる時にバンダは効果的ですが、生理中に行なうと、上から下に流れるアパーナエネルギーの流れをせき止めてしまうことになります。

生理痛は、子宮の収縮が原因で起こりますが、アパーナの流れが止まると、さらに収縮が引き起こされ、痛みが増してしまいます。
特に、おへその辺りに力を入れて横隔膜を引き上げるウディヤナバンダは、体内に熱を生産するため、経血量が増えることがあるので注意しましょう。

 

 

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