トラピーズテーブルって何?
トラピーズテーブルとは、ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティス氏が1900年代半ばに考案したエクササイズのための装置です。
「トラピーズ」とは、サーカスの空中ブランコのこと。
トラピーズテーブルにはベッドの天蓋のようなフレームがあり、丈夫な金属のパイプからストラップやバーがプラ下がっています。
それらに足や腕を引っかけて空中でエクササイズをすることから名付けられたのでしょう。
画像出典:physicalexercise3.blogspot.com
トラピーズテーブルは、「キャデラック(アメ車の名前)」とも呼ばれます。
ピラティス氏のクライアントが、この装置を初めて見た時に発した「あなたの新しいキャデラックですか?」という冗談がその由来なのだそう。
ピラティス氏は、寝たきりの患者や、体が不自由な人のリハビリ目的でトラピーズテーブルを作ったのですが、現在ではピラティス初級者から上級者まで総合的なエクササイズで使われていて、ピラティス上級者やアスリートが、体をより鍛えるためにも用いられています。
トラピーズテーブルの使い方・エクササイズ
トラピーズテーブルの使い方と、エクササイズの一例をご紹介しましょう。
初級者でもできる簡単エクササイズ。
脚や腕でレバーを押し下げします。
レバーには、バネが取り付けられるようになっていて負荷を調節できます。
画像出典:Complete Pilates
天井部分のパイプから吊るされているクッション付きのストラップに足をかけ、腰から脚を浮かす。
レバーのバネは上方からも取り付けられるので、上記とは反対にレバーを引くトレーニングも可能。
めちゃくちゃ体幹が鍛えられます。
画像出典:Balanced Body
天井のパイプとクッション付きのホールダーを使って、空中に浮かぶエクササイズ。
ある程度、全身の筋力がなければ難しい。
マットピラティスに慣れてきた中級者以上の人はトライしてみて。
画像出典:Daily Mail
ストラップの位置は自在に動かせます。
空中に浮かぶことで、股関節の柔軟性を高めながら、腕や体幹の筋肉を鍛え、バランス力も身に付きます。
効率的に身体を使うことができる!
画像出典:Gadar Pilates
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少人数レッスンなので、自分のペースでエクササイズできます。
トラピーズテーブルの効果・メリット
画像出典:pilatesday.org
トラピーズテーブルは、もともと寝たきりの人や、ケガをして動けない人のために作られたものなので、高齢者や動きが制限される人でも、身体の状態にあったエクササイズができる装置です。
バネがついたストラップやバーは、筋肉に負荷をかけるだけでなく、体をサポートする役割もします。
体の不自由な箇所や筋力の弱い部分を器具で支えながら、無理なくトレーニングできる仕様になっているのです。
もちろん、ピラティス中級者~上級者で、マットピラティスよりも負荷のかかるエクササイズを求める人にも適しています。
他のピラティスマシンと同様に、トラピーズテーブルは多目的な動きに対応できるので、全身の強さ、柔軟性、安定性、バランス力を高めることが可能。
自分の体力に合った負荷がかけられるから、マットピラティスよりも効率的に身体を鍛えられます。
トラピーズテーブルを使える場所
体を動かすことが好きな人なら「トラピーズテーブル、一台欲しい」と思うかもしれませんが、天蓋付きベッドのように大きいので、実際に購入して自宅に置くのは難しいと思います。
なので、トラピーズテーブルを使ったエクササイズをしたいなら、ピラティス専門スタジオに通うのが一般的です。
世界的に有名な「Basiピラティス」スタジオでは、トラピーズテーブルを使ったレッスンを行なっています。
体験レッスンをしているので、興味があればトライしてみては?
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