▼目次

1、ヨガとピラティスの特徴を比較

2、ヨガとピラティスのダイエット効果について
2-1、痩せたいならヨガやピラティスよりランニングをすべき?
2-2、ヨガとピラティスは姿勢を改善して痩せやすい身体を作る
2-3、むくみ太りならヨガを選ぶべき理由
2-4、精神面への効果がダイエットを助ける

3、運動初心者は、ピラティスの方が取り組みやすい
3-1、ピラティスはヨガほど柔軟性を必要としない
3-2、病気やケガの回復期にも適したエクササイズ

ヨガとピラティスの特徴を比較

ヨガとピラティスの特徴を一覧で見てみましょう。

結論から言うと、ダイエット効果としてはヨガの方が優れていますが、「体力に自信がない」「身体が硬すぎる」「運動をしたことがない」「ポーズを保つのが好きではない」という人はピラティスがおすすめです。

  ヨガ ピラティス
体幹が鍛えられる
柔軟性の向上 
姿勢改善効果
むくみの解消   〇 
消費カロリー 約120kcal/30分 約80kcal/30分
有酸素運動の効果  ×
呼吸法  腹式~完全呼吸 胸式呼吸
精神面への影響 

ヨガとピラティスのダイエット効果について

ヨガとピラティスで痩せられるのか?  本当にダイエット効果があるのか?

すべて正直に答えます。

痩せたいならヨガやピラティスよりランニングをすべき?

ハッキリ言って、単に脂肪を落としたいのであれば、ヨガやピラティスをするより、もっとカロリー消費の高いエクササイズの方が短時間で痩せられます。

カロリー消費の高い運動とは、”有酸素運動” です。
エアロビクスやランニングなどの有酸素運動は、ヨガやピラティスよりも消費カロリーが大きいので、脂肪燃焼効果も高いのです。

ヨガやピラティスを30分すると、だいたい80~120kカロリーが燃焼されますが、エアロビは210~300kカロリー、ランニングは270~350kカロリーと倍以上も違います。(参考:Harvard Health Publishing)

パワーヨガやヴィンヤサヨガ、アシュタンガヨガなど運動量の高いヨガレッスンは有酸素運動の要素もあるのですが、やはり消費カロリーとしてはエアロやランニングには及びません。

 

 

ヨガやピラティスでは、直接的に脂肪を減らす効果は期待できないけれど、体質改善には最適なエクササイズです。

むくみが原因で太っている場合や、ムダに筋肉が付きすぎて身体が太くなっている場合は、ヨガやピラティスで体質改善し、正しい身体の使い方を学ぶことで理想のスタイルに近づくことができます。

特にピラティスは、激しい運動が苦手な人や、病気やケガの影響で身体にハンデがある人にもおすすめ。
もともとケガのリハビリ目的で開発されたエクササイズなので、一人ひとりの体質や体調に応じて無理なく取り組めます。

あせらず、ゆっくりと、自分のペースで運動してシェイプアップしたい人は、ヨガやピラティスと相性が良いと思いますよ。

 

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少人数レッスンなので、自分のペースでエクササイズできます。 

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ヨガとピラティスは姿勢を改善して痩せやすい身体を作る

ヨガとピラティスは、消費カロリーこそ少ないけれど、インナーマッスルを鍛えられるエクササイズです。
なぜなら、ヨガとピラティスのポーズや動きは、体のアウターの筋肉ではなく、インナーの筋肉を使わないとできないものだから。

インナーマッスルを使うことを身体が覚えると、自然と姿勢が良くなります。

 

↓ どちらも、身体中の筋肉と骨格を整えるので、姿勢が良くなる。

 

”良い姿勢” とは、常にインナーマッスルを働かせている状態ということです。

逆に言うと、インナーの筋肉を使わなければ、正しい姿勢は維持できません。

姿勢が良くなると、身体の奥にあるインナーの筋肉が使われて消費カロリーが増えるから、痩せやすくなります。

また、ヨガやピラティスで行なう深い呼吸も、内臓周辺の筋肉を鍛えて代謝をアップすることに繋がっています。

 

つまり、ヨガやピラティスは、体幹の筋肉を鍛えて姿勢を改善し、副次的な効果としてダイエットできるのです。

特に、ピラティスは ”身体の正しい使い方を学ぶことを目的としたエクササイズ” なので、姿勢を改善して痩せやすい身体を作る効果はバツグン。
ピラティスインストラクターは解剖学に精通しているので、正しい姿勢、歩き方、体の仕組みなど何でも聞いてみてください。

ダイエットのコツや、身体の引き締め方法なども教えてくれるはずです。

むくみ太りならヨガを選ぶべき理由

ヨガとピラティスは、体のむくみを解消する効果もあります。

ただ、どちらの方が効果的かと問われれば、「ヨガの方が優れている」と言わざるを得ません。

なぜなら、ヨガの方が、リンパや血液の巡りを良くするポーズが多いからです。

むくみは、身体に溜まった老廃物が原因です。
重力の影響により、多くの人は下半身がむくみ太りになりがち。

下半身のむくみを解消するには、脚の筋肉を動かしたり、ストレッチしたり、逆さまになったりするヨガのポーズが最適です。

↑ ヨガの肩立ちのポーズは、むくみ解消効果あり。

 

ヨガスタジオでは、「美脚ヨガ」など脚に特化したヨガレッスンも行なっているので、興味があれば参加してみるのも良いと思います。

ピラティスでも、脚を使うエクササイズを行ないますが、ヨガほど多くありません。

精神面への効果がダイエットを助ける

ダイエットを成功させるには、健康的な食事を摂ることも大切です。

いくら運動をしても、ジャンクフードやスイーツばかり食べていれば、カロリーオーバーで痩せません。

ヨガとピラティスは、自分の身体と向き合うエクササイズです。
「どう動けばいいのか」「自分の身体がどう感じているのか」ということに意識を向けるので、日常生活にも変化が現れます。

健康に気を配り、体に良いものを食べるようになる人が多いようです。

 

特に、ヨガは瞑想や呼吸法など心に作用するテクニックが確立されているので、精神面で良い変化が期待できます。

ダイエットにこだわっていた気持ちがスーッと溶けて、ありのままの自分を受け入れられるようになるかもしれません。

運動初心者はピラティスの方が取り組みやすい

運動をしたことがない、身体が硬すぎる、という人はピラティスから始めてみては?
ピラティスで身体の使い方が分かるようになると、ヨガのポーズも上達します。

ピラティスはヨガほど柔軟性を必要としない

ピラティスはヨガのポーズをヒントに開発されたエクササイズですが、ヨガほど柔軟性を必要としないので、

「身体が硬いからヨガはやりたくない」という人でもムリなく続けられます。

実は、身体が硬い人ほどヨガやピラティスの効果を感じやすいんですよ。
身体が硬いと、ストレッチで筋肉に良い刺激が入るし、身体の柔らかさに頼れない分、筋力を使うからダイエット効果も高いのです。

 

ヨガとピラティス、自分の身体に合わせて楽しんで行える方を選んでください。
何ごとも、楽しくなければ続かないものですから。

「継続こそ力なり」という言葉もあるように、どんなエクササイズも続けなければダイエットは成功しません。

病気やケガの回復期にも適したエクササイズ

ピラティスはもともと、ピラティスさんという人が、ケガや病気のリハビリ目的で開発したエクササイズです。

一人ひとりの体の状態や体調に合わせて、ボールやバンドなどの道具を使って強度を加減できるので、体力に自信がない人でも行なうことができます。

体を動かすことが苦手な人は、ピラティスから始め、体力が付いてきたらヨガに転向するのも良いかもしれませんね。

 

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