ピラティスのチェアーとは?
画像出典:icine.info
ピラティスチェアーの正式名称は、「ワンダチェアー(wunda chair)」。
ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティス氏によって作られ、wonder(驚異的)をもじって名付けられたそうです。
ワンダチェアーは、リフォーマーやラダーバレルといったピラティスの他の器具と比べると小型ですが、その名の通り、驚くほど数多くのエクササイズをすることができます。
座ったり、立ったり、腹這いになったりと、あらゆる体勢で体を鍛えることができ、特に体幹や腕、脚を強化するのに適した器具です。
ピラティス氏は、「アメリカのすべての家庭のリビングルームにワンダチェアーを置き、誰もがテレビを見ながら運動する」ことを目指してワンダチェアーを開発したのだそう。
家庭用の運動器具として設計されたものだからなのか、作りはいたってシンプル。
パットの付いたイス部分に、バネ付きのレバーが付いているだけなので、エクササイズをしない時は普通の椅子としても利用可能。
チェアーを使ったエクササイズ
チェアーを使ったピラティスエクササイズをいくつか見てみましょう。
イス部分に骨盤を横向きでセット。下側の手でレバーを押し下げ、身体を床と水平にしてバランスを取ります。
腕と体幹に効く!
上側の脚を天井方向へ上げるなどバリエーションもあります。
画像出典:Livestrong.com
レバーの上に立ち、両手でイス部分をつかんで体を安定させ、レバーを上げ下げする。
ちょっとしたコツが必要なエクササイズ。
お腹と背中の力を使って、足を浮かせるようにして。
画像出典:Fuse Pilates
チェアーの前に仰向けで寝て、レバーを上げ下げ。
レバーは2つに分かれているものと、1つだけのものがあります。
画像出典:Fitness Inspired Teacher Training
イス部分に骨盤を横向きにして座り、脚を左右に開き、手はレバーを上げ下げ。
余裕があれば、レバーが上がったときに上側の脚を持ち上げて、手で足をタッチ!
胴体をねじるので、ウエスト周りのぜい肉がとれます。
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少人数レッスンなので、自分のペースでエクササイズできます。
チェアーの効果・メリット
チェアーを使うと、普通のマットピラティスよりも短時間で効率良く体を鍛えられます。
イス部分をステップ代わりに使えるし、レバーにはバネの負荷がかかっているので、バラエティに富んだ動きや姿勢ができるのです。
小さなイスの上で体を動かすことにより自然とインナーマッスルが使われ、バランス力と身体のコーディネーションが向上。
継続して利用すれば、体幹が強化され、脚や腕が引き締まります。
妊婦さんや、高齢者、身体が不自由な方で、床に座るマットピラティスがキツイ場合にも、チェアーを使うと快適で安全にエクササイズすることができます。
チェアーを使える場所
チェアーは、他のピラティスマシンと比べると格段に小さく値段も安いので、一般家庭でも使うことができます。
ピラティス氏の意図通り、テレビを見ながらチェアーでピラティスエクササイズをするのも良いですね。
ピラティス専門スタジオに行けば、チェアーを使ったピラティスレッスンを受けることができます。
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