ピラティスの「リフォーマー」とは、ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティス氏が考案したエクササイズ器具のこと。

とても大きいので器具というより「マシン」といった方が良いかもしれません。

ピラティスのマシンには、他にも「ラダーバレル」や「キャデラック」などがあるのですが、「リフォーマー」がもっとも有名なので、ピラティス専門スタジオならば置いてあるはずです。

興味があれば、ピラティススタジオで一度体験してみてください。

▼目次

1、リフォーマーとは
2、リフォーマーの使い方・エクササイズ方法
3、リフォーマーの効果
4、リフォーマーのメリット
4-1、いろいろなエクササイズが楽しめる
4-2、誰でもどんなレベルの人でも行える
5、リフォーマーでピラティスができる場所

リフォーマーとは

さて、まずはリフォーマーとはどんなマシンなのかを簡単に説明したいと思います。

リフォーマーには、おおまかに言うと、3つの装置が備わっています。

①クッション性のある台(キャリッジ) 
②バネの力で伸び縮みするストラップ 
③フットレバー 

 

 

キャリッジと呼ばれるクッション付きの台は、前後にスライドできるようになっていて、
可動部分にはバネが取り付けられているため、動かすときに負荷を加えられる仕様です。

台の上にある2つのブロックは、滑り止めの役割があり、
仰向けのエクササイズの時にブロックの間に頭を入れると、肩がホールドされて身体が安定するようになっています。

ブロックに足裏を当てて行なうエクササイズもあります。

 

 

キャリッジの端には、フットバーと呼ばれる可動式レバーが付いています。

このフットバーでバネの強さを調節でき、体格や技量によってキャリッジのバネの負荷を強めたり弱めたりすることが可能。

フットバーに足をかけたり、腰掛けたりしてエクササイズを行なうこともあります。

 

フットバーの反対側の端には、ハンドル付きのストラップが取り付けられていて、

ハンドルを手で持ったり、腕や足を引っかけたりして引っ張るエクササイズのときに使います。

リフォーマーの使い方・エクササイズ方法

ピラティスリフォーマーを使うと、バラエティに富んだエクササイズができます。

エクササイズのほとんどは、フットレバーとストラップを使ってキャリッジを押したり引いたりして行ないます。

いくつかご紹介しましょう。

 

脚と体幹が鍛えられるエクササイズ。
膝を伸ばしたまま、ストラップを伸び縮みさせます。
脚を前方へ伸ばすときに、お尻が浮かないように体幹に力を入れておくことが大切。

画像出典:Verywell Fit

 

背筋や腕に効くエクササイズ。
キャリッジの上に台を置いて行ないます。
腕の裏側にある筋肉が鍛えられるから、二の腕のたるみに効果的。

画像出典:Health Eats

 

これも、腕や体幹を鍛えられるエクササイズ。
肘を曲げたり伸ばしたりします。
バネの強度を調節して、自分に合った負荷で行ないます。

 

体幹と足を強化するエクササイズ。
不安定なキャリッジに片足を乗せるので、バランス感覚も身に付きます。
太ももの引き締めに効果バツグン。

画像出典:ohmycore

 

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少人数レッスンなので、自分のペースでエクササイズできます。 

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ピラティスリフォーマーの効果

リフォーマーは、いろいろな使い方ができるので、全身をくまなく鍛えたい人に特にオススメです。

継続して行なえば、強い体幹や背中、引き締まったお尻や太もも、余計な脂肪の付いていないくびれたウエストなどが手に入りますよ。

リフォーマーを使ったエクササイズでは、”筋肉を伸ばしながら力を入れる” 体の使い方をするので、強くて細長い筋肉を作ることができます。
ムキムキに筋肥大することなく、ほっそりと体を引き締められるというわけです。

リフォーマーのメリット


画像出典:Basi ピラティス

いろいろなエクササイズが楽しめる

リフォーマーを使うと、エクササイズの幅がひろがります。

立って、座って、うつぶせで、仰向けで、横向きで、膝立ちで・・・と様々な体勢で、ストラップを引いたり、フットレバーを押したり、つかまったり・・・と多くの動作ができるのです。

さらに、リフォーマーにマットや台を組み合わせることで、斜めや逆さまになって、よりユニークなエクササイズも可能となります。

もちろん、自分の身体に合った運動強度を調節できるのもリフォーマーの魅力の1つです。

「普通のマットピラティスだと、単調だから飽きてしまう」という人も、リフォーマーなら楽しみながらエクササイズを続けられるはず。

誰でもどんなレベルの人でも行える

ピラティスはもともとリハビリ目的で開発されたエクササイズなので、リフォーマーでも、ケガや病気の回復期の人やシニアでも自分のペースで安全に行うことができます。

リフォーマーは、筋肉に負荷を加えるだけでなく、自分の体重を支えてエクササイズをやりやすくサポートしてくれるマシンでもあるので、体力に自信がない人、運動が苦手な人でもムリなくエクササイズができるようになっています。

リフォーマーでピラティスができる場所

リフォーマーはすごく大きなマシンなので、少なくとも日本では「自宅に置いて使おうかな」と考える人はほぼいないと思います。

リフォーマーを使ったエクササイズをするには、ピラティス専門スタジオに行ってください。

「basiピラティス」や「ピラティススタイル」など大手スタジオには、リフォーマーが置いてあり、資格をもったインストラクターが常在しているので初心者でも安心。
使い方やエクササイズのやり方を一から詳しく教えてもらえます。

どちらも体験レッスンを行なっているので、興味があればチャレンジしてみて。

 

 

ちなみに、リフォーマーは、購入すると65万円以上します。

 

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