長時間の立ち仕事やデスクワークで、脚がパンパンにむくんでしまうこと、ありますよね。
または、お酒を飲んだ次の日や、寝すぎてしまった朝、鏡を見たら顔がむくんで別人のようになっている・・・・そんなことだってあるでしょう。

この記事では、脚と顔のむくみ解消に即効性のあるヨガのポーズと顔ヨガをご紹介します。
そして、ヨガと相性の良いツボ押しテクニックも載せたので、ヨガといっしょにやってみてください。

■むくみを解消するヨガのポーズ・顔ヨガ

脚がむくんだ時は・・・・

踊り子のポーズ

このポーズは、下半身の筋力を使い、太もも前面をストレッチするので、溜まった老廃物を流れやすくします。


写真出典:http://lovemyyoga.com

  1. 後ろに上げる脚と同じ側の手で、足首を持つ。
  2. 反対の手は前方へ伸ばし、その手と上げた足の甲で引っ張り合うようにする。
  3. 上げた足は真後ろに引くようにし、できるだけ高く上げる。
壁を使って足を上げるポーズ

脚を高く上げるこのポーズは、脚に溜まったリンパ液や水分を流す効果があるので、むくみ解消効果が抜群です。

  1. 仰向けに寝て、壁に沿って足を上げる
  2. お尻まで壁につけて、体と脚が90度になるようにする。

顔がむくんだ時は・・・・

ライオンの顔 パート1

パート1,2を続けて5,6回行ないます。顔の筋肉を動かすと、血行が良くなりむくみが改善されます。


写真出典:http://content.time.com

鼻から息を吸って、顔の筋肉をすべて使うようにして、顔のパーツを真ん中に寄せる。

ライオンの顔 パート2


写真出典:http://content.time.com

口から息を吐き、舌をすべて外に出し、目を大きく見開く。

リンパマッサージ

リンパマッサージで、リンパ液や血流の巡りを促進し、顔に溜まった余分な水分や老廃物を排出すると、むくみは改善します。

鎖骨には、顔のリンパ管の出入口となるリンパ節があります。
人差し指と中指を揃えて、こめかみから鎖骨まで優しくなでおろします。

 

↓ ホットヨガはむくみ解消効果大。LAVAやカルドは敷居が低いので、初心者や体が硬い人でも安心して始められます。

■ヨガと一緒にツボ押しで、むくみ解消効果アップ

ツボ押しは、即効性があり、外出先でも簡単にできるむくみ解消法です。
できれば、むくみが出る前にこまめにツボを刺激して、普段からリンパの流れを滞らせないようにすることが大切です。

脚のむくみをとるツボ
  • 委中(いちゅう) 膝の裏側の真ん中にある。
  • 承筋(しょうきん) ふくらはぎの最も太いところの真ん中にある。
  • 承間(しょうかん)承筋と承山の真ん中にある。
  • 承山(しょうざん) 膝裏と足首の真ん中に位置する。

 

ふくらはぎの裏側には、むくみ解消のツボが縦に並んでいます。
両手でふくらはぎを包むようにし、親指同士を重ねて「委中」から順番に「承山」に向かって押していってください。

顔のむくみをとるツボ
  • 天柱(てんちゅう) うなじの脊柱の両側、髪の毛の生え際にある。

 

人差し指と中指を揃えて、筋肉をほぐすように押してください。

■むくまないための生活習慣

むくみが出たら早めに対処すること、そして、日々の生活の中でむくみを予防する意識を持つことも大切です。
どうしたらむくみを予防できるかをまとめました。

身体を冷やさない

身体を冷やすと、血流やリンパの流れが滞り、むくみやすくなります。
厚手の服やソックスで身体を冷やさない工夫をしましょう。
特に、おへそ周辺や足首を温めると、下半身が温まり血流が良くなります。

身体を締め付けない服や靴を着用する

きつい下着や、足に負担のかかるハイヒールなどは、リンパの流れを滞らせるので、老廃物が溜まる原因となります。

むくみやすい人は、ゆったりした衣類を身につけ、靴は足首が動きやすいヒールの低いものを履くと良いです。

水分は適量を摂る

むくみ防止には、水や白湯を少しずつ飲むと良いです。
コーヒーや紅茶などカフェインが入っている飲み物は、身体に水分が行きわたる前に尿になってしまうので、結果的に身体が水分不足となり、老廃物が排出されなくなります。

また、水分は一度に飲みすぎると、身体が大量の水分を処理できない「水中毒」という症状になることもあるので、少しずつこまめに飲むようにしましょう。

カリウムをふくむ食べ物を積極的に摂る

体内の水分を排出する成分、カリウムを多く含む食物を食べるようにしてください。
例えば、バナナ、リンゴ、スイカ、キュウリ、あずきなどがカリウムを多く含み、利尿作用があります。
普段からこれらの食品を食べることで、むくみを予防することができます。

運動を習慣にする

ふくらはぎは「第2の心臓」とも言われ、血液やリンパ液を循環させる役割があります。
ですので、ふくらはぎを鍛えたりストレッチする運動、例えばランニング、ウォーキング、ヨガなどを日常に取り入れると、むくみのない身体を作ることができます。