朝、起きるのが辛すぎる・・・・
世界に自分一人で立ち向かっていかなければいけない孤独感や絶望感がある・・・・
何にも興味が持てない・・・・
とにかく体がだるい・・・・
うつ病になると、心が苦しくて、時には死んでしまいたくなるほどの辛さを感じる人も多いでしょう。
そんな時は、思い切ってヨガをしてみませんか?
軽いうつ症状なら、ヨガをするだけで和らぐ場合もあります。
私は、気分が落ち込んでいる時こそヨガをします。
最初は体を動かすことが億劫でも、レッスンが終わると気持ちが明るくなってリフレッシュできるんです。
今回の記事では、うつ症状を和らげるヨガポーズをご紹介し、ヨガがうつに効果がある理由について解説します。
うつ症状を改善するヨガポーズ
アイアンガーヨガの創始者B.K.Sアイアンガー氏は、「ヨガの規則正しい修練は、落ち着きと揺ぎなさをもたらし、人生の嵐に立ち向かう支えとなる」と言っていたのだそう。
実際、60分のヨガレッスンを一度受けただけでも、何らかの効果を感じる人が多いのですから、継続して行なえば、心身に良い変化が得られることは間違いないでしょう。
チャイルドポーズ
チャイルドポーズは、脳のストレスを和らげ不安感を解消します。
おでこをマットに付けて目を閉じると、平和で穏やかな感覚に包まれるはずです。
両脚の間にお腹を落とすと、腰とお尻がゆるやかに伸ばされて体全体をリラックスさせることができます。
レッスン中、キツイと感じたら常にこのポーズでお休みしてくださいね。
ダウンワードフェイシングドッグ
ヨガポーズの中でも、最も有名なポーズの1つ。
全身の血流を良くし、腰と背骨が気持ちよく伸ばされるので、身体に溜まったストレスを取り除きます。
腹筋を使って、上体が逆さまになるので、消化機能を高める効果も期待できます。
できれば、ダウンワードフェイシングドッグを組み込んだ一連の動き「太陽礼拝」を行なうとベスト。
何度か繰り返すと、身体が温まり、心は落ちつくはずです。
鋤のポーズ
脳を休めストレスを取り除き、不眠や頭痛の解消に効果的なポーズ。
お尻を頭より上に持ってくることで、神経を落ち着かせることができるのです。
背中の緊張を取って姿勢を改善する効果もあります。
首が詰まって苦しい時は、肩の下にブランケットを敷くと、呼吸が楽になります。
このポーズは、首や肩に痛みのある人は行わないでください。
橋のポーズ
ポーズのコツは、両腕を身体の下に入れ込むようにして、肩で胸を高く持ち上げること。
胸が開くと、気分も明るくなります。(本当です。胸のチャクラに刺激が入るから)
背中や腰を強化するので、腰痛予防にも最適なポーズです。
屍のポーズ
ヨガレッスンの最後には、必ずこの屍のポーズ(シャバアーサナ)で締めくくります。
肉体的には、不眠を解消し、血圧を下げる効果があると言われています。
全身の力を抜いて横たわることで心が落ち着き、深い瞑想状態へと入ります。
ヨガでは筋肉を使う・ゆるめるを繰り返して体へ意識を向け、心と身体をつなげて、自分自身を取り戻すことができるのです。
↓ ホットヨガで気持ちよく汗を流せば、気分がスッキリします。
店舗数が多い「LAVA」や「カルド」がおすすめです。敷居が低いので、体の固さや年齢を気にすることなくヨガを楽しめます。
ヨガがうつ症状を和らげる理由
なぜ、ヨガはうつ症状を和らげる効果があるのか?
ヨガには、うつを改善させる3つの理由があります。
瞑想と運動のコンビネーション
うつ病には、「瞑想」と「運動」が効くということは広く知られています。
”瞑想で、マインドフルネスの状態になる” そして、”運動で、セロトニンレベルが上がる”。
どちらも、脳のストレスを軽減し、心身のバランスを整える効果があることは研究によっても証明されている事実。
ヨガでは、自分の体と呼吸に集中するので、レッスン中は自然と瞑想状態になると同時に、ヨガポーズが脳への血液循環を高めて、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの産生を増やします。
ヨガをすると、頭で余計なことを考えずに無心になって体を動かすので、うつ病改善に効果のある「運動」と「瞑想」を同時に行っている状態になれるのです。
身体と同時に心にも作用するエクササイズは、ヨガとピラティスだけだと言えます。
他人と比べない
基本的に、うつ病になる人というのは、頑張り屋さんです。
他人と自分を比べて、「自分はダメだ」「もっと頑張らなければいけない」と考え続けた結果、うつを発症した人が多いのではないでしょうか。
ヨガは、他人と競争したり比べたりしません。
ヨガレッスンでは、隣の人があなたより体が柔らかくても気にする必要はないし、むしろ、気にしないことを求められます。
あくまでも自分中心で、自分だけに集中する時間です。
自分の体と相談して、心地よくポーズを取ることで、ストレス・不安感が解消されます。
他人の視線が気になってしまう人や、自分自身を見失いがちな人は、ヨガで自分自身の軸を見つけることで、うつを改善することができるのではないでしょうか。
副作用がなく安全に自分のペースでできる
うつ病の治療薬に限らず、一般的な医薬品は、眠くなったり胃腸に負担がかかったりなどの副作用がありますが、ヨガは副作用の心配なく安全にうつ症状を和らげることができます。
激しい運動をしたくない場合は、運動強度の低いリラックス系のレッスンを受けてください。
ヨガは、体調に合わせてレッスンの強度を選べます。
もちろん、汗をかいてスッキリしたいという時は、パワーヨガやヴィンヤサフローなどのクラスに出ると良いですね。