つらい首こりを解消するには、ヨガが最適です。

ヨガを続けることで、コリに悩まされない身体を作ることができます。

首こりには、どんなヨガポーズが効くのか? 
注意点、首こりの原因などについても解説します。

▲目次

ヨガで首こりを解消するコツ
首こり解消に効果的なヨガポーズ
ヨガで首こりを悪化させないための注意点
首がこる原因
なぜヨガで首こりが解消できるのか?

 

ヨガで首こりを解消するコツ

筋肉を伸ばしすぎない

コリを解消するためには、筋肉を伸ばしすぎないことが大切です。
ヨガのポーズは、痛みが出るほど深めず、「気持ちいいな」という程度で行いましょう。

血流を良くすることを意識する

血液中にはコリをほぐす成分が含まれています。
血の巡りが良いと、その成分が凝り固まった筋肉に働きかけ、柔らかくほぐしてくれます。
巡りを良くするためには、自律神経を整える腹式呼吸が有効なので、ヨガをするときは深い呼吸を忘れずに行いましょう。

骨盤、背骨を整えることを意識する

ほとんどの場合 ”姿勢の悪さ” が首こりの最大の原因なので、正しい姿勢をキープできるように、骨盤と背骨の位置を整えることが大切です。
ヨガをするときに、ポーズの一つ一つを丁寧に、骨盤が正しい位置にあるか、背骨がきちんと伸びているかを確認してください。
意識が向くことで、ヨガのポーズの効果は上がり、身体の変化は早まります。

眼ヨガで目の疲れをとる

眼精疲労が原因となっている首こりの場合は「眼ヨガ」をして目の疲れを取ると、身体をメンテナンスするのと同じ効果があります。

首こり解消に効果的なヨガポーズ(眼ヨガも)

ネコのツイストのポーズ
 
  1. 四つ這いになる。肩の下に手、足の付け根の下にひざを置く。
  2. 右手のひらを上に向けて、左肩の下を通して、右肩と右こめかみをマットにつける。
  3. 左手を上に上げる。背中に回しても良い。

ポーズのコツ

肩甲骨が開き、肩回りや首回りのストレッチ効果が高いポーズ。
耳をマットに付けると強度が高まるが、首に痛みがある場合はムリをしない。
上の腕を背中に回すか、頭上に伸ばしても良い。

ウサギのポーズ(シャシャンカーサナ)


画像出典:http://www.yogaasan.com

  1. 四つ這いになる。
  2. お尻をかかとの上に置き、おでこを床につける。
  3. 両手を顔の横に置く。手のひらでマットを押し、頭頂をマットに付けるようにお尻を上げる。

ポーズのコツ

肩甲骨が大きく開き、首のストレスを解放するポーズ。
頭頂にある「百会のツボ」を刺激すると、肩こり、頭痛、眼精疲労に効果がある。
首に負担を感じるようであれば、手を頭の横について、強度を弱めると良い。

 鋤(すき)のポーズ(ハラーサナ)


画像出典:http://lovemyyoga.com

  1. 仰向けに寝る。
  2. 両手で腰をサポートしながら、脚と腰を天井方向に持ち上げる。
  3. ひざを曲げて足先を頭の上の床に下ろす。下ろした脚は、つま先を伸ばすか、かかとを押し出す。
  4. 余裕があれば、両手を伸ばし、手を組んでマットを押すようにする。

ポーズのコツ

つま先が床に着地しないのであれば、手は腰に添えたままにする。
あごを引いて、視線はおへそを見るようにする。

ダンサーポーズ(ナタラジャーサナ)

画像出典:http://lovemyyoga.com

  1. マットの上で立つ。
  2. 片足の膝を後ろに曲げ、同じ側の手で足首か足の甲を持つ。
  3. お尻からかかとを話すようにして、脚をつかんでいる腕を伸ばす。
  4. 反対側の腕は斜め前に出し、余裕があれば、体を前に傾ける。

ポーズのコツ

足を上げるよりも、胸を開くことを意識すると良い。
足を遠くに伸ばすようにして足と腕で引き合い、肩甲骨が寄っていることを感じる。

目の疲れを取る「眼ヨガ」

  1. 目を大きく見開き、眼球を上下左右に動かしたり、ぐるっと回したりする。
  2. 目を閉じて、まぶたの上からやさしく眼球を押す。
ポーズのコツ

遠くを見ながら眼球体操をすると良い。
眼の周辺には視神経に作用するツボがあるので、刺激するように優しくマッサージする。

 

↓ 首こり改善には、高温多湿の環境で筋肉がほぐれるホットヨガが最適。
店舗数が多い「LAVA」や「カルド」がおすすめです。敷居が低いので、体の固さや年齢を気にすることなくヨガを楽しめます。

ヨガで首こりを悪化させないための注意点

ヨガは筋肉をゆるませるので、身体のコリ解消にとても効果を発揮します。

ですが、小さい筋肉が集まっていて繊細な首部分は、ストレッチが強すぎるとコリ解消どころか、悪化してしまう可能性もあるので注意が必要です。

 

筋肉には、縮んで断裂を防ぐ “伸張反射” という機能があります。
筋が限界以上に引き伸ばされると、脳は「収縮しろ」と指令を出し、筋は自然と収縮反応を起こすのです。

伸張反射が起こると、筋肉は固くなり血管を圧迫するので、血流が悪くなります。
筋肉のコリの解消には、血液に乗って流れているATPという成分が必要なのですが、伸張反射によって筋が固まり血流が悪くなると、ATPがコリを解消できません。
伸張反射が起こることによって、コリがコリを呼ぶ悪循環におちいってしまうのです。

 

 

怖いことを書きましたが、気をつけてヨガをすれば、身体のコリは改善できることは間違いありません。

首こりの解消目的でヨガをする場合は、痛みを感じるほどストレッチを強めないようにしてください。
気持ちよく筋肉を伸ばすことができれば、コリが取れて首や肩周りの血行が良くなり、身体が軽くスッキリするはずです。

 

首がこる原因

長時間のデスクワークやスマホの使用、あるいは、不自然な姿勢で寝た結果、首がガチガチにこってしまった・・・

多くの人が経験あるのではないでしょうか?

首は平均5~6キロもある頭を支えているので、負担がかかりやすい箇所です。
無理のある姿勢を続けて首への負担が大きくなると、首の筋肉が固くなって「こり」となります。

首こりは頭痛や目まいを併発する場合も多く、酷くなると頸椎の自然なS字カーブが損なわれてストレートネック状態となり、あご関節症や側弯症などの病気も引き起こします。

最近では、スマホの使い過ぎで頸椎が変形してしまう「スマホ首」症状の人も多いようです。

骨が変形してしまうと、完治には時間がかかります。
「たかが首こり」と軽んじないで、症状が軽いうちに解消すること、そして、首こりの原因となる姿勢を改善することが大切です。

なぜヨガで首こりが解消できるのか?

上記で説明したように、ほとんどの首こりは ”姿勢の悪さ” が原因です。
今は首に違和感がなくても、体幹や肩甲骨まわりの筋肉が衰えて姿勢が悪い人は、”首こり予備軍” です。

ヨガは、骨や筋肉を正しい位置に戻し、体幹を鍛え猫背を改善する効果があるので、首こり解消に最適な運動です。
ヨガは肩甲骨を開いたり閉じたり大きく使うので、首と繋がっている肩回りのこりもほぐします。

また、ヨガを長く続けていると、体幹や肩甲骨周りの筋肉を使うクセがつくので、日常生活において首への負担が減ります。

ヨガをすることで、コリとは無縁の身体作りができるというメリットがあるのです。

 

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