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■心と身体に作用する、太陽礼拝の効果

太陽礼拝は、ハタヨガ(体を動かすヨガ)の中で、特にパワー系ヨガでよく行われる、基本の動きです。
流派によって一連の動きに若干の違いがありますが、基本は8個のポーズを、呼吸と動きを連動させながら行います。

ヨガのプラクティスにおいて、準備運動的な要素としても使われ、より高度で複雑なポーズに入るために身体を活性化させていく役割があります。

身体を合理的に動かしながら、太陽への祈りを込めて生かされていることに感謝する太陽礼拝は、その効果も身体だけでなく、心へも良い作用をもたらします。

全身を活性化させる

ヨガの太陽礼拝は、身体を伸ばしたり折り曲げたりすることを繰り返すので、身体の表面にある大きな筋肉だけでなく、内部にあるインナーマッスルも鍛えられる、とても効率の良い全身運動です。
筋肉を使うことによって、血流と新陳代謝が良くなるので、顔色が明るくなり、デトックス効果も期待できます。

また、息を吸って吐いてのリズムを感じ、呼吸と動きを合わせるので、肺の機能が活発になります。すると、酸素が全身に行きわたるため、脳の働きが活性化して記憶力も上がると言われています。

ムダな思考が削ぎ落とされ、心が研ぎ澄まされる

太陽礼拝の最初のポーズであるタダーサナ(山のポーズ)は、「サマスティティヒ(ここから始まり、ここで終わる)」という意味で、呼吸と心を落ち着け、“今” を感じる基本のポーズです。
太陽礼拝の最後にも、必ずタダーサナで基本に戻り、“今” の自分自身と向き合います。

呼吸に合わせて一定のリズムで動き、自分自身を見つめる太陽礼拝を繰り返すうちに、悩みや不安感が消え、心が浄化されるのを感じるはずです。
毎日数回、太陽礼拝を行なって、思考に邪魔されない時間を持てば、いつの間にか考え方がポジティブに変わっていることに気付くでしょう。

生かされていることに感謝できる

太陽礼拝は、全ての生命を生かしてくれる太陽に感謝の気持ちを表しています。

「生かしてもらう」とはどういうことでしょうか?
例えば、あなたの心臓を動かし、血液を作り、食べ物を消化しているのは、誰がやっているのかを考えてみてください。
“あなた” が自分の意志でコントロールしているのではないですよね。
なにか大きな力によって、身体は生命を維持しています。

自分が大きな力に「生かしてもらっている」ことに気付くと、周りの全てに感謝の気持ちが湧いてきます。
太陽礼拝は、そうした感覚に気付くことができる素晴らしい方法です。

 

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■朝にやるか夜にやるかで、やり方を変えよう

太陽礼拝は、ヴィンヤサという “一呼吸一動作” が基本です。
吸って一動作、吐いて一動作、と一呼吸ずつ動くことで、身体を活性化させ、心を集中させるのが目的です。

ですので、朝や昼間に行なう場合は、身体と脳が活発になるので、日常生活をエネルギッシュに過ごすことができるメリットがありますが、夜に行なう場合は、心身が興奮状態になり、眠れなくなる人もいます。

ヴィンヤサだと運動量が多く、身体が活性化するので、夜はリラックスするためにペースをゆっくりにして “三~五呼吸一動作” くらいがちょうど良いと思います。
心拍数が上がらないようにゆっくり動くと、身体も気持ちよく伸びて、副交感神経が優位になるので睡眠も妨げません。

■太陽礼拝のやり方

1、ヤマのポーズ(タダーサナ)

マットの前の方で、足の親指同士を合わせて、親指、小指、かかとの三点で均等に重心をとって立つ。

2、上向きの礼拝(ウルドゥバハスターサナ)

息を吸いながら、合掌した手を天井に伸ばす。視線は指先を見る。

3、立位の前屈(ウッターナサナ)

吐きながら、体幹を使って背筋を伸ばしながら前屈する。

4、ルックアップ(アルダウッターナサナ)

吸って、背骨を伸ばす。視線は斜め前の床を見る。

5、板のポーズ / プランク から、チャトゥランガ

吐いて、足を一歩ずつかジャンプして後ろに引く。
脇をしめてひじを曲げ、床ぎりぎりでキープする。

6、アッパードッグ(ウルドゥバムカシュバーサナ)

吸いながら、身体を前方へスライドさせ、手でマットを押して上体を起こす。

7、ダウンワードドッグ(アドムカシュバーサナ)

吐いて上体を下ろして、お尻を持ち上げる。お尻を頂点とした三角形を作る。
ここで3~5呼吸ホールド。

8、ルックアップ(アルダウッターナサナ)

ダウンワードドッグから、歩くかジャンプで両足を両手の間に入れる。
吸って、背骨を伸ばして上体を半分起こす。視線は斜め前の床を見る。

9、立位の前屈(ウッターナサナ)

吐きながら、背筋を伸ばして前屈する。

10、上向きの礼拝(ウルドゥバハスターサナ)

息を吸いながら、合掌した手を天井に伸ばす。視線は指先を見る。

11、ヤマのポーズ(タダーサナ)

マットの前の方で、足の親指同士を合わせて、親指、小指、かかとの三点で均等に重心をとって立つ。

 

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