Yoga is the lifestyle.

■ハタヨガの種類と特徴

ハタヨガとは、アーサナ(ポーズ)や、プラーナーヤーマ(呼吸法)などの身体を使うヨガ全般のことを指します。

ヨガがインドで誕生し、発展して世界中に広まっていくうちに、特定のグループの名前や、ヨガを教える修行者の名前が付いた固有名詞として何々ヨガと呼ばれる流派が誕生しました。

この記事では、ハタヨガの主な流派やスタイルについてご紹介します。

 

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アイアンガーヨガ

(創始者:BKS・アイアンガー師)

アイアンガーヨガの特徴は、アライメント(姿勢)とシークエンス(順序)を重視することです。
一つ一つのポーズを丁寧に作りだし、維持することで、精神の柔軟性やリラクゼーション効果、肉体の強化を目的とします。

現在、ヨガで使われるプロップス(ブロック、ベルト、毛布や椅子など)は、誰もが無理なくアーサナの恩恵を受けられるようにとのアイアンガー師の思いから考案されました。
正確なポーズを行なうために、プロップスを使い、身体の固さや体型の違いなどのマイナス面を補います。

運動量は、比較的少ないですが、自分のペースに合った練習ができるヨガです。

アシュタンガヨガ

(創始者:シュリ・K・パタビジョイス師)

アシュタンガヨガ発祥の地マイソールの王様が、健康のために普及させたヨガで、アシュタンガヴィンヤサヨガは、病気を治すためのメソッドとも言われます。
太陽礼拝という動作を繰り返し、呼吸に合わせて途切れることなく流れるようにポーズをつなげるヴィンヤサフロースタイルで行ないます。

アシュタンガヴィンヤサヨガは、運動量が多い分、一つのポーズを保持する時間は比較的短く、次から次へとポーズを行なっていくので、じっくりポーズを深めたい人や、ケガをしている人には向かないスタイルです。

シバナンダヨガ

(創始者:スワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダ師)

創始者であるデヴァナンダ師が、彼のグルであるスワミ・シバナンダ師により北アメリカ大陸に派遣された時、ヨガセンターやアシュラムを設立して生まれたのがシバナンダヨガです。

クラスは、シャバアーサナから始まり、呼吸法の後に一定の順序で基本の12ポーズを行ないます。
世界中どこのアシュラムでも基本のポーズと順序は同じなので、言葉の問題なくクラス参加が可能です。

クリパルヨガ

(創始者:スワミ・クリパル師)

西洋社会や文化で浸透する個人主義、価値観の多様性、ニューエージムーブメント、さらに、心身を統合するボディワークや心理学、仏教思想などの影響を強く受けて発展してきた、個性と共に多様性を重んじるスタイルのヨガです。

自分自身や他人への理解を深めるなど、セラピー的な要素が強いヨガと言えます。

クンダリーニヨガ

(創始者:ヨギ・バジアン師)

火の呼吸と呼ばれる特殊な呼吸法を様々なアーサナに組み込むことによって、体内のエネルギーを高め、短時間で様々な効果が期待できるヨガです。

誰もが自分のペースで行なうことができ、練習を重ねることにより、精神面で大きな効果をもたらし、日常生活で自分自身の心をコントロールできる術が身に付きます。

ビクラムヨガ

(創始者:ビクラム・チョードリー師)

ホットヨガは、室温36~40度、湿度55~60%という高温多湿の環境で、決められた26種のポーズを行なうスタイルです。
大量の汗をかくので、新陳代謝が活発になり、血流を良くしデトックス効果があります。

⇒ビクラムヨガの詳細はこちら。体験レッスンもできます。

パワーヨガ

パワーヨガは、アシュタンガヨガをベースに現代のライフスタイルに合わせて改良されたものです。
エクササイズとしての要素が濃く、かなりハードでカロリー消費も大きいので、運動不足解消やダイエットに効果のあるヨガです。

 リストラティブヨガ

アイアンガーヨガが基となり、全てをゆだねるヨガの方法です。
プロップスを使ってアーサナをサポートすることで、緊張を和らげ、深いリラックス状態を作り出し、心身の回復に効果を発揮します。
1つのアーサナを10分以上保持することもあります。

陰ヨガ

中国の陰陽五行における経路の知識とヨガの理論を統合したヨガで、動的なアーサナを「陽」、静的なアーサナを「陰」ととらえ、陰陽のバランスを整えることを目的としています。
1つのアーサナに3~5分ほどかけて、ゆっくりと保持し、身体の深層にある筋肉をほぐして柔軟性を高めます。