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■ヨガで使うプロップスの種類

ヨガでは、安定した正しいアライメントのアーサナ(ポーズ)を行なうために、プロップスという補助具があります。
プロップスがあれば、身体の柔軟性や年齢に関係なく、誰でも安全にアーサナの効果を得ることができます。

プロップスの種類は、「ブロック」「ヨガベルト」「ボルスター」「ブランケット」などがあり、ほとんどのヨガスタジオには、誰でも自由に使えるよう完備されています。

それぞれのプロップスがどんな役割をするのか、見ていきましょう。

ブロック

ブロックは主に、「高さ」が必要な時に使います。
ヨガのプラクティスでは、いちばんよく使うプロップスです。
材質によって重さや硬さが違います。

厚み:8㎝~10㎝
大きさ:約23㎝ × 約15㎝
重量:300g~1kg
素材:EVA樹脂(軽く持ち運びしやすい)やコルク(重く安定性がある)

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ブロックの使い方 ①

マットの上に座ると、腰が痛かったり猫背になってしまう場合、ブロックの上に座って、背骨が自然なカーブを作れるようにします。

 

 

ブロックの使い方 ②

トリコナーサナ(三角のポーズ)で、バランスがとりにくい場合にブロックの上に手を置くことで安定します。
この場合、ブロックの3つの面を使って3パターンの高さを選ぶことができます。

 

 

ブロックの使い方 ③

マカラーサナ(ドルフィンポーズ)で、かかとが床に付かない場合、ブロックをかかとの下に置くと、太もも裏の伸びをサポートすることができます。

 

 

ヨガベルト

ヨガベルトは、主に「手の長さ」を補いたい時に使います。
素材は綿100%のものが多く、引っ張っても伸びたりしない強度があります。

素材:綿100%が多い
長さ:約180㎝~240㎝
幅:約4㎝~5㎝
バックル:金属やプラスチック製

 

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ヨガベルトの使い方 ①

ゴムカーサナ(牛面のポーズ)で、背中で手と手が結べない時にベルトを両手で持つと、胸を最大限に開くことができます。

 

 

ヨガベルトの使い方 ②

ウッティタパーダングシュタアーサナ(脚をつかみ伸ばすポーズ)では、手で足の親指を持つと、ひざが曲がってしまう場合、ベルトを足裏に掛けて手で持てば、ひざを伸ばすことができて足全体のストレッチが深まります。

 

 

 

 

ボルスター

ボルスターは、主に「身体を預けて姿勢を楽に保ち」、「リラックス」するために使います。
カバーが取り外せるものだと、衛生的で良いですね。

 

 

カバー:綿100% 
中身:綿、ウレタン、マイクロファイバーなど
厚み:14㎝~16㎝
大きさ:23~27㎝ × 62~64㎝
重量:1~2kg

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ボルスターの使い方 ①

シャバアーサナ(屍のポーズ)で、ひざの下や足の下にボルスターを入れると、足の血流が心臓にむかって流れ、むくみ解消になります。

 
ボルスターの使い方 ②

カポタアーサナ(やさしい鳩のポーズ)で、脚の柔軟性が足りずに骨盤が傾いてしまう場合、前に出した脚の下にボルスターを入れることで、骨盤の位置が安定し、お尻から太もも裏にかけてのストレッチと、上半身のリラックス効果があります。

 

■プロップスがない時、他の物で代用できる

ヨガスタジオに行けば、プロップスが置いてあり自由に使うことができますが、自宅でヨガをする場合、プロップスを持っていないという人が多いと思います。

でも、大丈夫。
プロップスは、身の回りの品で代用できるのです!

ブロックが無い場合

座って行うアーサナで、お尻の下に高さが欲しいときは、「硬めのクッション」や「本」が使えます。本を重ねて高さを出したいときは、まとめてタオルなどで包むと安定します。

立って行うアーサナで、プロップスの位置の微調整が必要な場合は、動かしやすいものを代用したいので、高さのあるタッパーやコーヒーなどの瓶が使えます。

また、丸めたタオルもブロックの代わりとして使えますよ。

ヨガベルトが無い場合

ヨガベルトの代用品は、長さを補えて丈夫な素材であれば良いので、普通のベルト、マフラー、タオル、靴下、ネクタイなどが使えます。
ただ、引っ張りすぎて生地が伸びきってしまうこともあるので、古くなって要らないものを使う方がいいですね。

ボルスターが無い場合

ボルスターは大きくかさばるので、持っていない人が大半だと思います。

ボルスターの代用品としては、ある程度の大きさと、固さが必要です。
枕を2つ重ねてバスタオルでくるんだ物や、ヨガマットをブランケットと一緒に巻いた物などで代用できます。

■プロップスはどこで買える?

ブロックやヨガベルトは、総合スポーツ用品店のヨガグッズ売り場で購入できますが、ボルスターはスポーツ用品店では、あまり販売していません。
ヨガ専門店で購入するか、あるいは一部のヨガスタジオで販売している場合もあります。

ネット通販だと早くて便利ですが、実際に手に取って大きさや固さを確認できないので不安もありますよね。
ヨガスタジオで使ってみて気に入ったブランドの物をネットで購入するのが、いちばん確実で失敗がないと思います。