Yoga is the lifestyle.

■ヨガをする前の食事はどうするべき?

ヨガをするときは、空腹の状態が良いです。

その理由の1つ目は、空腹の方が動きやすいからです。
体をねじったり、逆転、前屈や後屈のポーズをするとき、お腹にたくさん食べ物が詰まっていたら、気持ちよく動くことはできません。

理由の2つ目は、胃に食べ物が入っていると、体内のエネルギーが食べ物の消化に使われ、ヨガのポーズを取るためのエネルギーが足りなくなる、つまりヨガに集中するためには空腹の方がよいのです。

通常、胃が食べ物を消化するのには2~3時間かかります。
それを考えると、ヨガをする前は遅くても2時間前までに食事を済ませておくべきでしょう。

仕事の都合などで、2時間前が守れない場合は、消化の良いスープやおにぎりを半分だけ食べるなど、胃腸に負担のかからない食事をとってください。

 

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敷居が低いので、体の固さや年齢を気にすることなくヨガを楽しめます。

【ヨガ前の食事に最適】身体に優しい野菜スープレシピ

材料

・野菜(なんでも可。冷蔵庫の残り物でOK) 適量
・水  適量
・塩  2つまみ
・オリーブオイル  小さじ2

作り方

  1. 鍋にオリーブオイル 入れ、1cm角に切った野菜を中火で炒める。焦がさないように注意する。
  2. 全体に油が回ったら、塩を2つまみ入れ、蓋をして弱火で5、6分蒸す。
  3. 野菜2cmかぶるくらいの水を入れ、10分煮る。アクが出てきたらすくう。
  4. 味を見て、塩で整える。

■ヨガをした後の食事はどうするべき?

ヨガをした後は、代謝が上がっているので、体は栄養を取り込みやすくなっています。
ですから、脂肪に変わりやすい糖質の摂取を抑えて、良質な ”たんぱく質” と ”酵素” を適量とることをおすすめします。

たんぱく質は、肉や魚、大豆に多く含まれ、血や筋肉を作るので、運動後に食べると良い栄養素です。
酵素は、細胞を長生きさせる栄養素で、若返りや老化防止などアンチエイジングに効果があるのですが、加熱することで失われてしまうので、生野菜を食べることで補ってください。

一度、ヨガをした後にご自身の体に「何を食べたらいいの?」と聞いてみてください。
ヨガで自分の体に集中した後だから、きっと体も答えをくれると思います。

【ヨガ後の食事に最適】無添加ヘルシーささみサラダレシピ

材料

・鶏ささみ  2~3本
・塩(ささみをゆでる用) 大さじ1/2
・好きな野菜  適量
・ドレッシング(オリーブオイル、醤油、酢、ガーリックパウダー)

作り方

  1. 鍋に1リットルの水を沸かし、塩を入れ、ささみを入れたらすぐ火を止め、蓋をして5分放置する。
  2. ドレッシングを作る。オリーブオイル、醤油、酢を2:1:1の割合で混ぜ、ガーリックパウダーを適量入れる。
  3. 皿に切った野菜と、ほぐしたささみを盛り付け、ドレッシングをかける。

■ヨガ的な食事のとり方

今、世の中にはいろいろな情報があふれ、何をどのように食べるべきか、または食べてはいけないものなのか、判断に迷ってしまう事も多いと思います。

肉、魚を食べないほうが良いという人がいても、それはその人の体質や生活スタイルが、肉や魚を必要としないだけで、万人がそうではありません。
同じく、ある人にとっては、玄米菜食で健康的になれたとしても、ほかの人がその食事をとり続けたら痩せすぎてしまうかもしれません。

なにが自分の体質に合うのか、いろいろと試してみるしかありません。
日々、体に問いかけて、体が何を欲しているのかに気付いてください。
一人一人違うのですから、正解は無いのです。

ヨガの哲学では、「生きるために食べ、食べるために生きるのではない」という教えがあり、食事はベジタリアンなものを腹5分目まで食べるのが良いとされています。
それは、消化に使うエネルギーを極力少なくし、体を動きやすくするためです。

インドのヨガアシュラムでの修行は、完全なベジタリアンの食事が提供されますが、日本で生活する場合、厳格なベジタリアンになるのは難しいですし、また、述べたように、体質と合わない場合もあります。

ヨガの本質は、より良く生きるための智慧なのですから、出来る範囲で健康的な食生活を送れるよう、意識することが大切です。
新鮮なオーガニック野菜を食べるとか、無添加の調味料を使用するとか、ちょっとしたことを気をつけるだけで、自分の体に優しい食事となります。