こんにちは。Moniです。

 

ヨガレッスンで、インストラクターがサンスクリット語でポーズ名を言うと、本格的っぽくてテンション上がりますよね。

サンスクリット語のポーズ名は覚えにくい・・・という声もよく聞きますが、コツを掴むと意外と簡単に覚えられるものです。

ポーズ名の意味が分かると、ヨガレッスンがもっと楽しくなるかも!

サンスクリット語のポーズ名を覚えるコツ

サンスクリット語のポーズ名は、ロジックを学び、単語をいくつか知っておくと、覚えやすくなります。

ほとんどのポーズ名の語尾は「asana」で終わる

サンスクリット語のヨガポーズ名のほとんど全ては、末尾が「asana」で終わります。

「asana」とは、ヨガのポーズのこと。

古代のヨガは座位のポーズが多く(瞑想のために発展したものなので)、「asana」も元々は「座る」という意味だったのですが、現在では、全てのポーズのことを指します。

ポーズ名は、単語を組み合わせたもの

サンスクリット語のポーズ名は、簡単な単語を組み合わせて作られています。

例えば、太陽礼拝で出てくる、ウッタナーサナ(立位の前屈)は、

Uttana  + asana

 「強く伸ばす」という意味の「Uttana」と、「ポーズ」を意味する「asana」を組み合わせたもの。

そのまま組み合わせると、「a」が重なるので、1つ省略します。

 

【Uttanasana ウッタナーサナ】


写真出典:Rishikul Yogshala

 

動物や植物の名前に「asana」を付けたポーズ名も多いですよ。

「Gomukhasana(牛面のポーズ)」は、

Go + Mukha + asana

牛を意味する「Go」と、顔を意味する「Mukha」と、ポーズを意味する「asana」を合わせたものです。

 

【Gomukhasana ゴムカーサナ】


写真出典:DoYouYoga

 

他にもいろいろあります。

 

木のポーズ 
Vrksa + asana    

 【Vrksasana ヴリクシャーサナ】 


写真出典:YOGA JOURNAL

 

 

ハスのポーズ、結跏趺坐
Padma + asana 

【Padmasana パドマ―サナ】 


写真出典:YOGA JOURNAL

 

バッタのポーズ
Salaba + asana  

【Salabasana サラバーサナ】 


写真出典:YOGA JOURNAL

 

サンスクリット語は、長くて分かりにくいイメージがありますが、語尾の「asana」を取り去って考えると理解しやすいかもしれません。

「Uttana」の変化形がよく使われる

さて、「強く伸ばす」という意味の「Uttana」ですが、これはよく使われる単語なので、覚えておいて損はありません。

語頭の「U」が省略された形で、多くのポーズ名に組み込まれているのです。

例を3つ挙げましょう。

 

Paschimottanasana = 座位の前屈


写真出典:YOGA JOURNAL

 

 

Parsvottanasana = ピラミッドのポーズ

写真出典:YOGA JOURNAL

 

 

Purvottanasana = リバースプランク


写真出典:YOGA JOURNAL

 

どれも「Uttana」の意味どおり、身体のどこかしらが強くストレッチされるポーズです。

 

語頭によく使われる単語

次に、サンスクリット語のポーズ名の冒頭によく使う単語をご紹介します。

Ardha(アルダ)/半分

「Ardha」という言葉は、「半分、ハーフ」を意味します。

上で説明した、Uttanasana(立位の前屈) と組み合わせると、

 

Ardha uttanasana


写真出典:YOGA JOURNAL

 

太陽礼拝で出てくるハーフリフトなどと呼ばれるポーズですね。

 

他にも「Ardha」を使うポーズ名はたくさんあるので、いくつかご紹介します。

 

Ardha Navasana =ハーフボートポーズ


写真出典:STRETCH EVERY DAY

 

 

Ardha Chandrasana =三日月のポーズ

写真出典:YOGA JOURNAL

 

 

Ardha Halasana  =半分の鋤のポーズ

写真出典:Sarvyoga

 

 

Ardha Padmasana =ハーフロータスポーズ、半跏趺坐


写真出典:MuMu Yoga

 

 

ちなみに、ハーフバージョンのポーズ名には、必ずと言ってよいほど「Ardha」が付きますが、フルバージョンの場合は、フルを意味する「Paripuma」が省略されることが多いです。

Eka(エカ)/一つ

この言葉はよく、「足(脚)」を意味する「pada」か、「手(腕)」を意味する「hasta」と組み合わせて使われ、それぞれ、「片方の足」「片方の手」という意味になります。

 

Eka Hasta Bhujasana =片腕にかけるポーズ


写真出典:Gaia

 

Eka Pada Bakasana =片足のカラスのポーズ


写真出典:JACK CUNEO YOGA

 

Eka Pada Rajakapotasana =片足の鳩のポーズ


写真出典:WRITE MORE

 

Urdva(ウルドゥヴァ)/上、上向き

「Urdva」は、「持ち上げる」とか「上を向く」ポーズの名前に使われます。

 

Urdva Dhanurasana = ブリッジ、車輪のポーズ


写真出典:YOGA JOURNAL

 

Urdva Hastasana = 両手を上げるポーズ


写真出典:YOGA JOURNAL

 

Urdva Mukha Svanasana = 上向きの犬のポーズ


写真出典:YOGA JOURNAL

 

 

英語に似ている言葉もある

サンスクリット語の言葉は、英語に似ているものがあるので、こじつけて覚えるのも一つの方法です。

Tri(トリ)/3

サンスクリット語の「Tri」は、「3」を意味します。

英語では三角のことを「Triangle(トライアングル)」といいますね。

 

↓ ヨガポーズのTrikonasana(トリコナーサナ)は、覚えやすいポーズ名の1つです。

Kona(コナ)/アングル、角度

英語の「corner(コーナー)」をイメージすると良いですね。
上の、トリコナーサナにも「Kona」が使われていますよ。Trikonasana

 

Utthita Parsvakonasana=エクステンド サイドアングルポーズ

 

Supta(スプタ)/仰向け

「仰向け」を意味する「Supta」。
英語では仰臥のことを「Supine」といいます。語頭の「Sup」が同じですね。

 

Supta Baddha Konasana=上向きのがっせきのポーズ

Supta Virasana=上向きのヒーローポーズ

Pada(パダ)/足(脚)  Hasta(ハスタ)/手(腕)

「足」を意味する「Pada」は、英語の「Pedal(ペダル)」や「Pedestrian(歩行者)」と関連づけると覚えやすいと思います。

「手」を意味する「Hasta」は、英語の「Hand」とちょっと似ています。Haだけですが(^^;)

 

このポーズは、「Hasta Padasana」といって、直訳すると「手足のポーズ」。
でも、「大の字ポーズ」と名付けたい(笑)

 

 

さて、サンスクリット語のポーズ名を覚えるコツをご紹介しましたがいかがでしょうか?

いくつかの単語を覚えれば、サンスクリット語に対する苦手意識がなくなるかもしれません。

 

↓ ホットヨガスタジオでも、インストラクターによってはサンスクリット語を使います。