こんにちは。Moniです。
ヨガレッスンで、インストラクターがサンスクリット語でポーズ名を言うと、本格的っぽくてテンション上がりますよね。
サンスクリット語のポーズ名は覚えにくい・・・という声もよく聞きますが、コツを掴むと意外と簡単に覚えられるものです。
ポーズ名の意味が分かると、ヨガレッスンがもっと楽しくなるかも!
▼目次
1、サンスクリット語のポーズ名を覚えるコツ
1-1、 ほとんどのポーズ名の語尾は「asana」で終わる
1-2、 ポーズ名は、単語を組み合わせたもの
1-3、「Uttana」の変化形がよく使われる
1-4、 語頭によく使われる単語
1-5、 英語に似ている言葉もある
サンスクリット語のポーズ名を覚えるコツ
サンスクリット語のポーズ名は、ロジックを学び、単語をいくつか知っておくと、覚えやすくなります。
ほとんどのポーズ名の語尾は「asana」で終わる
サンスクリット語のヨガポーズ名のほとんど全ては、末尾が「asana」で終わります。
「asana」とは、ヨガのポーズのこと。
古代のヨガは座位のポーズが多く(瞑想のために発展したものなので)、「asana」も元々は「座る」という意味だったのですが、現在では、全てのポーズのことを指します。
ポーズ名は、単語を組み合わせたもの
サンスクリット語のポーズ名は、簡単な単語を組み合わせて作られています。
例えば、太陽礼拝で出てくる、ウッタナーサナ(立位の前屈)は、
Uttana + asana
「強く伸ばす」という意味の「Uttana」と、「ポーズ」を意味する「asana」を組み合わせたもの。
そのまま組み合わせると、「a」が重なるので、1つ省略します。
【Uttanasana ウッタナーサナ】
動物や植物の名前に「asana」を付けたポーズ名も多いですよ。
「Gomukhasana(牛面のポーズ)」は、
Go + Mukha + asana
牛を意味する「Go」と、顔を意味する「Mukha」と、ポーズを意味する「asana」を合わせたものです。
【Gomukhasana ゴムカーサナ】
写真出典:DoYouYoga
他にもいろいろあります。
木のポーズ
Vrksa + asana
【Vrksasana ヴリクシャーサナ】
ハスのポーズ、結跏趺坐
Padma + asana
【Padmasana パドマ―サナ】
写真出典:YOGA JOURNAL
バッタのポーズ
Salaba + asana
【Salabasana サラバーサナ】
写真出典:YOGA JOURNAL
サンスクリット語は、長くて分かりにくいイメージがありますが、語尾の「asana」を取り去って考えると理解しやすいかもしれません。
「Uttana」の変化形がよく使われる
さて、「強く伸ばす」という意味の「Uttana」ですが、これはよく使われる単語なので、覚えておいて損はありません。
語頭の「U」が省略された形で、多くのポーズ名に組み込まれているのです。
例を3つ挙げましょう。
Paschimottanasana = 座位の前屈
Parsvottanasana = ピラミッドのポーズ
写真出典:YOGA JOURNAL
Purvottanasana = リバースプランク
写真出典:YOGA JOURNAL
どれも「Uttana」の意味どおり、身体のどこかしらが強くストレッチされるポーズです。
語頭によく使われる単語
次に、サンスクリット語のポーズ名の冒頭によく使う単語をご紹介します。
Ardha(アルダ)/半分
「Ardha」という言葉は、「半分、ハーフ」を意味します。
上で説明した、Uttanasana(立位の前屈) と組み合わせると、
Ardha uttanasana
写真出典:YOGA JOURNAL
太陽礼拝で出てくるハーフリフトなどと呼ばれるポーズですね。
他にも「Ardha」を使うポーズ名はたくさんあるので、いくつかご紹介します。
Ardha Navasana =ハーフボートポーズ
写真出典:STRETCH EVERY DAY
Ardha Chandrasana =三日月のポーズ
写真出典:YOGA JOURNAL
Ardha Halasana =半分の鋤のポーズ
写真出典:Sarvyoga
Ardha Padmasana =ハーフロータスポーズ、半跏趺坐
写真出典:MuMu Yoga
ちなみに、ハーフバージョンのポーズ名には、必ずと言ってよいほど「Ardha」が付きますが、フルバージョンの場合は、フルを意味する「Paripuma」が省略されることが多いです。
Eka(エカ)/一つ
この言葉はよく、「足(脚)」を意味する「pada」か、「手(腕)」を意味する「hasta」と組み合わせて使われ、それぞれ、「片方の足」「片方の手」という意味になります。
Eka Hasta Bhujasana =片腕にかけるポーズ
Eka Pada Bakasana =片足のカラスのポーズ
Eka Pada Rajakapotasana =片足の鳩のポーズ
Urdva(ウルドゥヴァ)/上、上向き
「Urdva」は、「持ち上げる」とか「上を向く」ポーズの名前に使われます。
Urdva Dhanurasana = ブリッジ、車輪のポーズ
Urdva Hastasana = 両手を上げるポーズ
Urdva Mukha Svanasana = 上向きの犬のポーズ
写真出典:YOGA JOURNAL
英語に似ている言葉もある
サンスクリット語の言葉は、英語に似ているものがあるので、こじつけて覚えるのも一つの方法です。
Tri(トリ)/3
サンスクリット語の「Tri」は、「3」を意味します。
英語では三角のことを「Triangle(トライアングル)」といいますね。
↓ ヨガポーズのTrikonasana(トリコナーサナ)は、覚えやすいポーズ名の1つです。
Kona(コナ)/アングル、角度
英語の「corner(コーナー)」をイメージすると良いですね。
上の、トリコナーサナにも「Kona」が使われていますよ。Trikonasana
Utthita Parsvakonasana=エクステンド サイドアングルポーズ
Supta(スプタ)/仰向け
「仰向け」を意味する「Supta」。
英語では仰臥のことを「Supine」といいます。語頭の「Sup」が同じですね。
Supta Baddha Konasana=上向きのがっせきのポーズ
Supta Virasana=上向きのヒーローポーズ
Pada(パダ)/足(脚) Hasta(ハスタ)/手(腕)
「足」を意味する「Pada」は、英語の「Pedal(ペダル)」や「Pedestrian(歩行者)」と関連づけると覚えやすいと思います。
「手」を意味する「Hasta」は、英語の「Hand」とちょっと似ています。Haだけですが(^^;)
このポーズは、「Hasta Padasana」といって、直訳すると「手足のポーズ」。
でも、「大の字ポーズ」と名付けたい(笑)
さて、サンスクリット語のポーズ名を覚えるコツをご紹介しましたがいかがでしょうか?
いくつかの単語を覚えれば、サンスクリット語に対する苦手意識がなくなるかもしれません。
↓ ホットヨガスタジオでも、インストラクターによってはサンスクリット語を使います。