Yoga is the lifestyle.

様々な効能があると言われるヨガ。
実際にどんな効果があるのか、身体面と精神面に分けて解説します。

■ヨガ効能(身体面)

ダイエット 体が引き締まる

ヨガでは、体の表面にある大きな筋肉だけではなく、普段の生活では使わない体の内側の小さな筋肉も使います。

ウェイトリフティングなどのトレーニングをしていても、久しぶりにヨガをすると筋肉痛になることがありますが、それは、ウェイトリフティングでは使われない筋肉もヨガでは使うからなのです。

特に、ヨガでは体幹が鍛えられるので、お腹周りが引き締まってきます。

食事制限でひたすら体重を落とすダイエットだと、栄養不足でやつれた感じになりますが、ヨガを取り入れれば、しなやかな筋肉がついたメリハリのある健康的な体を作ることができます。

ケガ、腰痛の予防

ケガや腰痛の原因の多くは、体の硬さや体幹の筋肉不足によるものです。

ヨガによって柔軟性が向上すると、筋肉が柔らかくなり、関節の可動域が広がります。
そして、体幹も鍛えられるので、ケガや腰痛の予防になります。

また、ヨガは骨格、柔軟性、体の状態に合わせて、補助的な道具(ブロックやベルトなどのヨガグッズ)を使用することができるので、軽いケガや腰痛を持っている人でも、悪化させない目的でヨガをすることができます。

美肌、血流改善

筋肉を使い、同時に体の隅々までいきわたるように深い腹式呼吸をすることで、血流が良くなり新陳代謝が促されます。
新陳代謝が上がると、リンパの流れもよくなり、むくみ改善にもつながります。

そして、巡りが良くなると、体から老廃物が排出され、きれいな肌が作られます。

ストレス解消、不眠症の改善

日常の生活から距離を置き、自分自身に向き合うヨガは、疲れた頭と神経を休ませてくれます。

ヨガで行う深い腹式呼吸は、副交感神経を活性化させ、緊張感を和らげます。
仕事が忙しい、いつも時間に追われているなど、ストレスが溜まっているときこそ、ヨガをする時間を作って心と体をいたわってください。

免疫力の向上

ある研究によると、ナディショーダナ(片鼻呼吸)を行うと、癌を見つけて殺すNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化するという結果がでたそうです。

また、ヨガのポーズや瞑想をしている時も、ただ休息している時と比べてNK細胞は活性するとの研究結果があります。
この免疫細胞を活性化させるということは、癌だけではなく、アレルギー疾患や自己免疫性疾患にもなりにくくなります。

ヨガを続けることは、体と心のバランスを保ち、健康維持に効果があるのです。

更年期障害、不妊症の改善

交感神経と副交感神経という、自分の意志ではコントロールできない自律神経を整えることによって、体内のホルモンバランスも整います。
更年期障害や、不妊症の原因の一つはホルモンバランスの乱れに起因するものなので、自律神経を整えることが、症状改善の一歩となります。

これには、ヨガの深い腹式呼吸が役立ちます。
普段、意識しなくても呼吸ができるのは自律神経が働いているおかげですが、自律神経がつかさどる機能のなかで唯一、意志でコントロールできるのが、呼吸です。

ヨガでは、意識的に呼吸をコントロールすることで、自律神経を整えることができるのです。

便秘、消化不良の改善

体を動かす事によって、消化機能が活発になります。
ヨガは、脊柱をねじるポーズも多く、必然的に内臓も体の中で動くことになります。
すると腸の動きが活発になり、消化能力も上がるというわけです。

 

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敷居が低いので、体の固さや年齢を気にすることなくヨガを楽しめます。

■ヨガの効能(精神面)

幸福感が増す 心の安定

幸福ホルモンと呼ばれる、セロトニンという神経伝達物質がありますが、ヨガをするとセロトニンが増えると言われています。
セロトニンが充分にあると、気持ちが安定、満たされた幸福感を感じられることが分かっています。

セロトニンの生成には自律神経が関わっているので、ヨガをすることで自律神経が整えば、結果としてセロトニンも増えるのだと考えられます。

集中力が高まる

ヨガをする上で重要な教えは、「今に集中する」という事です。
頭の中にエンドレステープのように繰り返される考えや悩み事は、いったん置いておいて、ただヨガをしていることに集中します。

これができると、日常生活にも「今に集中する」テクニックが使えます。
仕事の問題解決や処理能力がアップしますよ。

自己肯定感を得る

自己肯定感が低くて悩む人は多くいます。
「どうせ私なんて…」「私にできるわけない」と自分を低く見て、そんな自分が嫌になっている人こそヨガをやってみて、そして続けてほしいと思います。

ヨガは、他人と比べたり競争したりするものではありません。
今の自分と向き合って、自分の心と身体だけに意識を向けることで、本来の自分自身と仲直りできるきっかけになるでしょう。

低い自己肯定感から抜け出すには、自分を高めようとする必要はないのです。
ただ、ありのままの自分を認めてください。