Yoga is the lifestyle.
■ラフターヨガ（笑いヨガ）って何？
ラフターヨガは、「笑い」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせて心身の健康促進を目的とした運動です。
1995年にインドの家庭医Ｄｒ.マダン・カタリアが、最初はたった5人で始めましたが、今では世界100か国以上で行われています。
ヨガとは言っても、ポーズを取ることはせず、手拍子、笑いの体操、リラクゼーションなどで構成され、年齢や体力に関係なく誰でもできます。
ラフターヨガでの「笑い」は、面白いことやユーモアがあるからやるものではなく、理由はなくても「ただ笑う」のです。
簡単なエクササイズをしながら、声を出して笑う。
最初は作り笑いかもしれませんが、やっているうちに楽しくなってきて、本当の笑いになります。
人間の脳は「作り笑い」と「本当の笑い」を区別できないので、作り笑いをしているうちに脳が「楽しい！」と勘違いをして、だんだん本当に面白くなってくるのです。
「NPO法人ラフターヨガジャパン」のラフターヨガクラブでは、みんなで挨拶をしながら笑ったり、ミルクシェーキを作るフリをしながら笑ったり、お金がないことを想像して（！？）笑ったり・・・
いろいろなラフターエクササイズを行なっています。
グループでエクササイズを行なうことで、「笑い」が伝染し、すぐに本物の笑いになります。
＜ラフターエクササイズの一例＞
挨拶ラフター／ミルクシェーキラフター／携帯ラフター／１mラフター／ライオンラフター／梅干しラフター／言い争いラフター／許しラフター／感謝ラフター／辛いスープラフター／請求書ラフター／シャイラフター／自分を笑うラフター／ラフタークリーム／オートバイラフター（それを変化させたもの）／知能フロスラフター／カルカッタラフター／勾配ラフター／お金がないラフター／大当たりラフター／鳥ラフター／泣きラフター／アロハラフター
■ラフターヨガの効果、注意点
ラフターヨガは「笑い」と「ヨガの呼吸」によって、心身の健康、そして人間関係にも効果があります。
実際にどんな効果があるのか、見ていきましょう。
ナチュラルキラー細胞が活性化
人間の身体は、健康な人でも一日に3,000～5,000個のガン細胞が発生しています。
そのガン細胞をやっつけるのが、NK細胞（ナチュラルキラー細胞）と呼ばれる免疫細胞です。
「声を出して笑う」と、NK細胞を活性化させて身体の免疫力を高める効果があることが、医学的に実証されつつあります。
脳が活性化
「笑い」によって、脳の記憶のもと「海馬」が活性化し、記憶力がアップします。
また、意志や理性をつかさどる大脳新皮質に流れる血液量が増加するため、脳の働きが活発になります。
体幹を強化、有酸素運動の効果
ラフターヨガの腹式呼吸は横隔膜を使う深い呼吸なので、体幹のインナーマッスル（深層筋）が強化されると同時に、「笑い」による相乗効果で有酸素運動にもなります。
有酸素運動は、血のめぐりを良くし、身体のすみずみに酸素と栄養素が運ばれるので、リフレッシュ効果があります。
自律神経が整う
ラフターヨガの腹式呼吸は、自律神経を整え、副交感神経（休息モード、落ち着き）を優位にするので、リラックス効果があります。
また、「笑い」も、脳からアルファ派が出るのでリラックス効果が促進されます。
人間関係の円滑化
声を出してお腹の底から笑うと、心も身体もスッキリした気分になります。
ラフターヨガで「笑う」ことは、気持ちを明るくし、物事をポジティブに考えられるようになる効果があります。
その結果、人とオープンなコミュニケーションができるようになり、能力や協調性が増し、円滑な人間関係が築けるようになります。
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■ラフターヨガができる場所
ほとんどのラフターヨガは、地区センタ―や公民館、ケアプラザ、公園などで開催していて、参加費は寄付制や500円ほどなので、気軽に参加できます。
「NPO法人ラフターヨガジャパン」は、全国250以上のラフタークラブを有し、ラフターヨガの普及活動に力を入れています。
「日本笑いヨガ協会」も全国にクラブがあり、笑いヨガティーチャーの育成も行っています。
